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’はり’治療 筋肉内刺激法IMSの紹介

執筆者の写真: 冨永 陽介冨永 陽介

当院ではり治療を受けられるようになりました。はりと言っても、東洋医学の鍼を用いて行いますが、鍼灸のそれとはことなり、西洋医学基づくものであり、医師が行います。


ワシントン大学総合ペインセンターの教授になるカナダ人医師Dr. Chan Gunnによって1970年代に開発さ

れた治療法です。その根底には整形外科学、リハビリテーション学や解剖学への深い理解と豊富な経験があります。実際の方法ですが、コリの原因となっている筋肉や腱を同定し、”はり”を刺入します。


治療概念はいわゆるツボに刺す東洋医学の”はり”とは全く異なります。IMS治療では、原因となっている筋肉や腱に直接刺入します。

また、同じ西洋医学的アプローチであるトリガーポイント注射との違いですが、IMS治療で使用する”はり”はトリガーポイント注射で用いる注射針よりもはるかに細いので、筋肉や神経を傷つけにくいという特徴があります。また、局所麻酔薬などの注射液を使わないので、副作用も非常に少ないと言えます。(一方、痛みを引き起こしている筋肉へ刺入した際は、ズーンという強い痛みが出ることがあります。)


この療法は、わが恩師、横浜市立大学市民総合医療センター北原雅樹先生から直伝していただいた奥義です。


ご興味もたれた方は、ぜひ当院にご相談ください。



 
 
 

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